ターボチャージャーの取り付けチュートリアル
ターボチャージャーはエンジンの精密部品ですので、組立、分解の際は十分にご注意ください。組立・分解の際は、エンジンやエキゾーストパイプなど周辺部品の確認・交換を行ってください。周辺部品の確認や交換を怠ることは、交換したターボチャージャーの異常使用の大きな原因となります。また、事故を避けるため、更新プロセス中は安全に注意してください。
設置前の注意事項
• 新しいターボチャージャーのオイル入口と出口のシール ストリップとカバーを必ず取り外してください。
• エンジンオイル、オイルフィルター、シール、ガスケット等は新品に交換してください。
・オイル出入口パイプやジョイントボルトに異物や変形がないか確認してください。清掃するかエアガン等で清掃するか、新品と交換して下さい。
・エアフィルタ、吸排気マニホールド、サクションパイプ内に異物(ナット、ボルト、布くず等)や油分が無いことを確認してください。
・コンプレッサーインペラの損傷やナットの緩みがある場合は、排気管内に異物がないか確認してください。
設置時の注意点
• ターボチャージャーの取り付け、取り外しには注意してください。
• ターボチャージャーの吸排気ハウジング、オイル入口、ボルト、パイプにゴミがないことを確認してください。
・交換後は破損を防ぐため、給油口からオイル入口面に新しいオイルを注入し、同時にコンプレッサーインペラを指で回転させて中心軸までオイルを十分に浸透させてください。
・オイル入口、出口のシールリングは純正品をご使用ください。
インストール後の注意点
●装着後10分間はアイドリング状態(無負荷)を行ってください。用途:潤滑油の十分な吸収を確保します。潤滑油ターボチャージャーへの潤滑油の供給が不足すると、クランクシャフトの損傷によるターボチャージャーの故障が発生します。
・アイドリング後、実運転を行い、ターボチャージャーの機能が正常かどうかを確認してください。目的:吸排気管内に異物が残存することによる故障が無いか、ターボチャージャーの回転を確認する。
• 交換後、エンジンの洗浄に洗剤がエンジンからターボチャージャー内に流入する可能性がありますので、洗剤を使用しないでください。